ヒメバチ科 ICHNEUMONIDAE Latreille, 1802
主な特徴
① 前翅の前縁脈と亜前縁脈は融合し、それらの間は室を欠く。前翅は外見上基部方に三本の翅脈を持つ(ヒメバチ上科の特徴)
② 前翅翅脈2m-cu脈が大半の種で存在する。
③ 前翅翅脈1/Rs+1R1を欠く(コマユバチ科では多くの場合、存在)。
④ 後翅翅脈r-m脈とRs脈の合流点はSc+R脈とRs脈の分岐点より先端側。
⑤ 後体節第2背板は第3背板とほとんどの場合、融合しない。
⑥ 大腮先端は互いに接し、閉じた際は若干重なる。
⑦ 一部のグループを除いて、後体節と後脚基節の胸部への付着点は接近する。
ヒメバチ科は、膜翅目の中で最大の規模を有する寄生蜂の大きな一群で、日本からは32亜科421属1592種13亜種が記録されています(2016/8/31現在)。科の説明や形態用語は寄生蜂の資料のヒメバチ科について(概論)をご覧下さい。