Vol. 3 ヒメバチ科オナガバチ亜科
Subfamily Rhyssinae (Family Ichneumonidae)
日本産のリストは寄生蜂のリストと写真をご覧下さい。
オナガバチは、良く知られたヒメバチですが、分類学的問題が所々に残っています。前翅に鏡胞を持つグループ(Rhyssa, Megarhyssa, Rhyssella)はある程度わかっており、多くは同定できますが、鏡胞を欠くグループ(EpirhyssaとTriancyra)は、身近な種にも不明種が混ざります。
この類は、寄主の大きさによるためか成虫のサイズにかなりの個体差があり、大きい個体と小さい個体ではまるで別の種のような印象を受けることもあります。
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同定のための資料
渡辺恭平(2012)神奈川県およびその周辺地域で見られるオナガバチの検索資料(膜翅目,ヒメバチ科,オナガバチ亜科).神奈川虫報(177): 1-10.
渡辺恭平(2012)ヒメバチ科寄生蜂に関する報告の追記・訂正(その1).神奈川虫報(178): 70-71.